もうすぐ梅雨も明けて夏本番!地球温暖化やヒートアイランド現象によって今年も例年通りの猛暑日や熱帯夜が予想されます。
そうなると必ず話題になるのが、「熱中症」。軽く見ていると症状が酷いと命に関わってしまいます。
でも、ご安心ください。熱中症は正しい知識があれば予防も対策もできますよ。
今回はお子様の熱中症対策について、お伝えしていきます。
熱中症とは?覚えておきたい3つの重症度!
熱中症とは、夏の暑さが引き起こす症状の総称です。
体温が上がって、体内の水分と塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がおかしくなったりして、体温上昇や痙攣、頭痛などの症状を引き起こす事があるので要注意です。
熱中症は症状の度合いによって3つに分けられます。
重症度1
- めまい・立ちくらみ
- こむら返り
- 汗が止めどなく出る
重症度2
- 頭痛
- 吐き気
- 体がだるい
重症度3
- 意識が無い
- ひきつけ・痙攣
- 真直ぐに歩けない
- 体温が高い
症状が軽い時は涼しい場所に移動して水分・塩分を補給しましょう。逆に症状が重い場合は素人目で判断せずに病院に運ぶのが無難です。
特に子供や高齢者の場合は「たかが、熱中症」と思わずに慎重な対応を心掛けましょう。
熱中症の原因は脱水症?自覚症状のないかくれ脱水症とは
熱中症になる前段階で、必ず脱水症になっています。脱水症状は熱中症の前段階だと言う事です。
自覚症状の無い脱水症の初期状態は「かくれ脱水」とも言われ、高齢者や子供がなってしまっている事が多いんです。脱水症は人の体の60%以上と言われる体液が暑さによる発汗・利尿で失われる事で起こります。
体液は水分と塩分でできていますので、2つのバランスが崩れる事も駄目。
水分補給は水やお茶だけでなく、塩分も含まれる経口保水液も使いましょう。
特に以下の様な傾向がある方は注意が必要です。
- エアコンが嫌い
- 窓を閉め切って寝ている
- トイレが近いので水分を控えがち
- 利尿作用の高い飲み物や薬を服用している
熱中症の予防は脱水症の予防!
今日は暑くなると感じたら、喉が渇く前に水分補給をして、屋外に行く時は暑さを避け日陰を歩く事です。
子供や高齢者は炎天下の日中はエアコンの部屋で過ごし、気温の低い朝夕に外出するようにしましょう。
あなたは既に脱水症?自宅で簡単、誰でもできるセルフチェック4つ
脱水症はおかしいと思った時に対応すれば、改善も早いんです。
でも、「自分で何をチェックすればいいのか分からない?」。
そんな人のために、自宅で出来るチエック方法を4つ用意しました。
- 口の渇き
- 手が冷たい
- 手の甲の皮膚が戻らない
- 爪の先を押して赤みが戻らない
体調不良に加えて、原因不明の発熱が続き体重が急激に減少した場合は脱水症を疑いましょう!
まとめ
夏の熱中症対策についてお伝えしました。
熱中症は「暑くなる」「今日は暑い」と感じたら相応の対策は自然と採れますが、怖いのが自覚症状のない脱水症の「かくれ脱水」。
そうならない為にも、熱中症予防の基本の「暑さを避ける」「水分と塩分をコマ目に補給する」に忠実にし日中は炎天下を避けてエアコンで適温に設定した室内で過ごすようにしましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。