新型コロナウィルスによる不織布製マスク不足から安倍晋三首相は「1住所に布マスク2枚配布」を決めました。
再利用可能な布のマスクが、再来週以降に郵送で配られるそうですが、本当に使えるのでしょうか?
それに首相は「洗剤で洗うだけでいい」とおっしゃいましたがそんなメンテナンスで汚れも除菌もできるのか?
今回はそんな疑問について調べてみる事にしました。
布マスクは 不織布製マスクに比べて効果はどう?
市販されている不織布製マスクにも色々有ってウイルス予防や飛沫防止に効果が一番高いのは立体マスク、次がプリーツマスク、最後に平たいマスクと言われています。
実際に品切れしている順番や人気順も同じですよね・・・
今回配られる布マスクは平たいマスク、更に織り目が粗いため、飛沫(ひまつ)感染を防ぐには効果が弱いそうです。
最近はマスク不足は深刻な状況で、マクスの作り方を色んなところで目にされるかと思いますが作るなら布だけと書いている物は1つもありません。そう、布マスクでは直径0.1マイクロメートルと言われるコロナウイルスは簡単に通過してウイルス対策にはならないんですよ。
でも、文部科学省のマスク作り方の動画では用意するものは「ハンカチ・ヘアゴム」???
実際の動画をご確認ください。
文部科学省提供・布マスクの作り方

少し浅はかな感じがしますよね!!
不織布製マスクは本来は3層構造になっています。自作するなら、マスクの中部にはキッチンペーパーやガーゼを使い2重にした方がいいでしょう。
布マスクを繰り返し洗って使う場合、管理が悪いと雑菌がはびこり、不衛生になる可能性もあります。
マスクは正しく使わなければ効果は半減!正しい着用方とは?
マスクは正しく着用しなければ、せっかくの効果は台無しに・・・
不織布製マスク着用時の注意点について4つあげました。
- 自分のサイズに合ったものを選ぶ。
- 鼻から顎まで隙間なく顔に密着させる。
- プリーツが下向きか山型になる面を表に使う。
- マスク着用中は表面を触らない、外す時は紐を触って外す。
大人から子供まで家族全員で買置きした不織布製マスクを使っているご家庭もあると思いますが、サイズが合わないマスクは隙間の原因になってしまいます。
マスクの上に入っている針金を鼻のかたちに合わせて鼻を覆い顎まで覆いましょう!
息苦しいからってマスクをずらして鼻を出す鼻マスクや飲み物を飲む時等マスクを顎の下にする顎マスクは厳禁。ウィルスが侵入する原因になってしまいます。
また、マスクの表面を触るとウィルスが付着し感染源となるので、ひもだけを触るようにしましょう。
中が湿って気持ち悪いからとマスクを裏返して使う人がいますが、表面に付いたウィルスや花粉をわざわざ吸い込む事になりますので絶対にやってはいけません!
たかがマスクと思わずに着用にも気を配りましょう。
マスクの洗い方!使い捨てマスクと布マスクはこう洗う!
全国マスク工業会は「使い捨てマスクは洗うと機能が落ちるので再利用は勧めない」という指針を発表していますが不織布製マスクが手に入らない現状、再利用するか布マスクを作るかしかありませんよね。
不織布製の使い捨てマスクが手に入らずどうしても再利用しなければいけない方に不織布製のマスクの洗い方を紹介します。
まず、洗面器にお湯をはって中性洗剤を入れて軽く洗い表面と内側に付いた汚れを落とす。ここまでは色んな処で見たことがあると思います。
我が家では中性洗剤で洗い、マスクの水気を切った後にアルコールスプレーでスプレーして陰干しています。
一方で布マスクは衣料用洗剤で浸し洗いし、汚れが落ちない様なら漂白剤に10分程度つけ水道水で良くすすぎます。
最後は不織布製のマスク同様にマスクの水気を切った後に陰干します。
両方とも乾燥機は使わないことがポイントです。
まとめ
新型コロナウィルスがまだまだ続きそうな感じで、不織布製のマスクが入らない深刻な状況は今後も続く事が予想されます。
そんな状況もあり、布マスクの作り方や洗い方についてお伝えしました。
マスク無しでは飛沫は2メートルは飛ぶと言われていますので、ウィルス対策としてマスクは有効です。
完璧では無いので気休め程度のものかもしれませんが万が一に備えて対策はしておきましょう!