緊急事態宣言が全国に発令され新型コロナウイルス感染症対策として、「外出の自粛」「3蜜を避けること」「マスクの着用と帰宅時の手洗い」の3つのお願いが出ていますが、まだまだ勢いは治まる兆しが見られません。
新型コロナウイルスの感染は「空気感染」はなく、「飛沫感染」と「接触感染」の2つと言われていますが、もし新型コロナウイルス感染症にかかってしまったら、どうすればいいのか?
ほとんどの方が実際に理解してないのではないでしょうか!
インターネット上でも断片的にしか流れていないし「新型コロナウイルスの相談ガイドライン」はありますが、新型コロナ受診相談窓口に電話をしても大変混み合っていて繋がらない状況。
最低限の応急処置は自分でしないといけないかなと思い、仮に新型コロナウイルスに感染した場合どうすればいいのかをまとめてみました。
新型コロナウイルス感染症の初期症状
新型コロナウイルスに感染した場合の初期症状は「37.5度以上の発熱が4日以上続く 」「倦怠感や呼吸困難を感じる」と言われているのはご存知の事ですよね。
初期症状は鼻水や咳、発熱、軽い喉の痛みなど風邪と同じ様な症状のほか、阪神の藤浪選手のような 嗅覚・味覚障害が出ることもあります。
新型コロナウイルス感染症はの重症化するのは2割と言われ、重症化しなければ次第に治っていくと言われています。
ただ、軽症で済んでもウイルスの感染力が強いので、感染を広める原因になり兼ねません。
症状が治まっても最低週間は外出を自粛しましょう!
初期症状が治まらない!熱が続く場合は?
新型コロナ受診相談窓口に連絡しても電話が繋がらない場合は、最寄の保健所に連絡して指示を仰ぐようにして下さい。
相談機関に連絡せずにクリニックに行った場合は診察してくれず、クリニックをたらい回しにされるとか言う噂もききますが、恐らくそうなる事だと思います。
運よくクリニックが受け入れてくれた場合でも、新型コロナウイルス感染症の可能性がある場合はマスクをはずさないと検査ができない感染症(インフルエンザなど)の検査もされず風邪と同じ様に抗生物質と解熱剤を処方されるだけです。
それでも熱が下がり症状が治まらない場合は感染症指定医療機関で受診するようにしましょう。
解熱剤の服用時に注意すること!使ったら悪化する薬とは?
37.5度以上の熱が続き新型コロナウイルスの初期症状だと思った場合、応急処置としてご自宅にある抗生物質や解熱剤を使われるかと思います。
だた、 WHOからも言及がありましたが イブプロフェン系(非ステロイド性抗炎症薬)の服用は危険!
情報によると、亡くなった人の大多数は自宅に置いてあるイブプロフェン系の解熱剤を服用、 回復した人はイブプロフェン系の薬を服用しませんでした。
新型コロナウイルスはイブプロフェン系の解熱剤で繁栄し、ウイルスを肺で10倍も増殖させてしまうそうです 。
私も初めて知ったのですが、一般的に使われる解熱鎮痛薬には大きく分けて2種類あります。
1つが イブプロフェン系(非ステロイド性抗炎症薬)で、 イブ、ロキソニン、バファリン、アスピリンなど。
もう1つが アセトアミノフェン系(解熱鎮痛薬)で、カロナール、 ノーシン、セデス、ナロンエースなど 。
両者の大きな違いは[炎症を抑える作用があるかないか]で、 非ステロイド性抗炎症薬は抗炎症作用があり, 解熱鎮痛薬にはありません。
どちらかをご自宅に常備されているかと思いますが、 仮に新型コロナウイルスの自覚症状があり、熱を下げたい時はアセトアミノフェン系の薬を服用してください!
国内では岡山大学病院薬剤部の神崎浩孝氏も「正確なことはわかっていませんが、抗炎症作用が新型コロナウイルス感染症を悪化させるのではないかという意見が報告されている。」と言及しています。
イブプロフェンが新型コロナウイルスを悪化させるかどうかは実際にははっきりしていないですが、同じウイルス感染症であるインフルエンザでは、「15歳未満の子供に使用するとインフルエンザ脳症を引き起こすリスクがある」と言われていますので服用されない方が無難だと思います。
新型コロナの重症化の前兆!緊急性の高い症状とは?
厚生労働省が新型コロナウイルス感染症軽症に感染した軽症・無症状者に向けて症状のセルフチェックリストを公表しましたよね。
軽症者が相次いで自宅療養中に容体が悪化して亡くなったことから急いで作られた物と思いますが少し遅すぎですよね。
ただ、病院のベッド数にも限りがあるので、自宅療養やホテル待機の感染者ご自身や周りの人、ご家族がリストを活用し容体をチエックするは大切です。
「座らないと息が苦しい」「唇が紫色」「胸が苦しい」など 喘息の発作や肺炎の特徴が見られたら、早急に保健所に連絡して医師の診察を受けるようにしましょうとありますが、それでは手遅れに・・・
救急車を呼び酸素吸入や人工呼吸器の装着をした上で受け入れ先を探しましょう。
日本では「37.5度の熱が4日連続続く」と検査とか言われていますが、早い人では発症から3日以内に急速に重症化するケースもあるそうなので油断は大敵です。
まとめ
新型コロナウイルス感染症に感染しても8割は軽症で済むと言われていますが、重症化するスピードも速いので自覚症状がある方は救急外来で病院で受診しましょう。
ワクチンの開発はまだ不透明、一部ではインフルエンザ薬の「アビガン」が有効だと言う声もありますし、感染した元プロ野球選手の片岡さんや俳優の石田純一さんもアビガンの服用で回復に向かっているとメディアで見ました。
政府の対応も後手後手に回っていますが、 若い方で心筋梗塞や脳梗塞などの合併症になる方も出てきているので、元々基礎疾患ある方や高齢者、虚弱体質の方は本当に気をつけてくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。